【脇差】 国広
| 種別 | 脇差 |
|---|---|
| 国 | 山城 |
| 時代 | 江戸時代初期 |
| 法量 | １尺３寸１分 |
| 附 | 重要刀剣 金着せ二重はばき 白鞘 長野県登録：昭和４３年２月２日交付 |
| 銘文 | 国広 |
| 説明 | 国広は、もと日向国飫肥の城主であった伊東家に仕えた武士で、同家が没落した後は諸国を遍歴しつつ鍛刀の技術を磨き、その間各地で作刀しています。慶長四年以後は、京都一条堀川に定住し、多くの優れた弟子を育成し、慶長十九年に没しました。彼の作風は概ね二様に大別され、堀川定住以前の作（天正打）には末相州風や末関風のものが見られ、定住後の作（慶長打）は、それらのものと作風を異にして、相州上工に範をとったものと思われます。 この脇差は板目鍛えに杢交じり、肌立ってザングリとした堀川物独特の肌合いとなり、地沸微塵に厚くつき、地景細かによく入る。刃文は中直刃を基調に浅く湾れ、所々小足入り、匂深く、沸厚くつき、細かに金筋・砂流しかかり、指表に小さな湯走り状の飛焼を交え、上半目立って棟焼かかる。 |
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