【薙刀直し刀】 無銘(一文字)
種別 | 薙刀直し刀 |
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国 | 備前 |
時代 | 鎌倉時代中期 |
法量 | 2尺1寸5分強 |
附 | 重要刀剣 上貝金着せ下貝赤銅二重はばき 白鞘 奈良県登録:平成19年6月15日交付 |
銘文 | 無銘(一文字) |
説明 | 一文字派は、鎌倉時代初期から後期にかけて備前国に栄えた一大流派です。この派が一文字と呼称されるのは、茎に「一」の字を刻すことによるが、銘は「一」 の字だけのもの、「一」の字の下に個銘を加えたもの、また個銘だけのものもあります。同派の作域は、初期は丁子よりも小乱れが目立ち、総じて古備前風であ り、中期に至って華麗な丁子乱れの刃文が現れ、地には鮮やかな乱れ映りが強調された出来口を展開しています。 この刀は、小板目鍛えに杢交じり、総じて詰み、地沸細かにつき、地景入り、乱れ映り立つ。刃文は丁子乱れに袋丁子・小丁子等を交え、焼にやや高低を見せ て華やかに乱れ、足・葉よく入り、匂口明るく冴えて小沸つき、金筋・砂流しかかるなど、地刃共に鎌倉中期の一文字派の特色と見所を存分に示した優品です。 |
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