倉敷刀剣美術館

刀剣の郷 備中青江「倉敷」にある、国内屈指の日本刀常設展示数を誇る美術館

TEL:086-420-0066

岡山県倉敷市茶屋町173

営業時間 10:00~19:00

【刀】 肥前国住陸奥守忠吉

陸奥守忠吉 画像

肥前国住陸奥守忠吉・物打ち

肥前国住陸奥守忠吉・刃

肥前国住陸奥守忠吉・鍛え肌

肥前国住陸奥守忠吉・刃区

肥前国住陸奥守忠吉・差表

肥前国住陸奥守忠吉・茎

肥前国住陸奥守忠吉・差裏

肥前国住陸奥守忠吉・銘

種別
肥前
時代 江戸時代初期
法量 2尺4寸8分強
重要刀剣
金着せ二重はばき
白鞘
東京都登録:昭和26年3月20日交付
銘文 肥前国住陸奥守忠吉
説明 陸奥守忠吉は近江大掾忠広の子で、万治三年に陸奥大掾を受領、翌寛文元年には陸奥守に転じ、貞享三年、父二代忠広に先立つこと七年、五十歳の若さで没しています。本工の作品が比較的に少ないのは、作刀期間が短かった事と併せて、父の代作に任じていたためであろうと思われ、その作風は祖父の初代忠吉に近く、直刃を最も得意としていますが、華やかな丁子乱れも上手であり、その非凡な才能を遺憾無く発揮しています。
 この刀は、茎先が入山形である点と、その銘振りから本工の初期作と鑑せられるもので、小板目肌よく詰んだ鍛えに地沸微塵に厚くつき、米糠肌状の肌合いを呈し、地景細かによく入る。刃文は中直刃、浅く湾れ風を帯び、小互の目ごころを交え、匂深く、小沸よくつき、細かに砂流しかかるなど、地刃共に優れた出来映えを示した名品です。

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