【刀】 肥前国住陸奥守忠吉
種別 | 刀 |
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国 | 肥前 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 2尺4寸8分強 |
附 | 重要刀剣 金着せ二重はばき 白鞘 東京都登録:昭和26年3月20日交付 |
銘文 | 肥前国住陸奥守忠吉 |
説明 | 陸奥守忠吉は近江大掾忠広の子で、万治三年に陸奥大掾を受領、翌寛文元年には陸奥守に転じ、貞享三年、父二代忠広に先立つこと七年、五十歳の若さで没しています。本工の作品が比較的に少ないのは、作刀期間が短かった事と併せて、父の代作に任じていたためであろうと思われ、その作風は祖父の初代忠吉に近く、直刃を最も得意としていますが、華やかな丁子乱れも上手であり、その非凡な才能を遺憾無く発揮しています。 この刀は、茎先が入山形である点と、その銘振りから本工の初期作と鑑せられるもので、小板目肌よく詰んだ鍛えに地沸微塵に厚くつき、米糠肌状の肌合いを呈し、地景細かによく入る。刃文は中直刃、浅く湾れ風を帯び、小互の目ごころを交え、匂深く、小沸よくつき、細かに砂流しかかるなど、地刃共に優れた出来映えを示した名品です。 |
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