【刀】 (一)肥前国佐賀住出羽守行広(初代)
種別 | 刀 |
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国 | 肥前 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 2尺4寸1分 |
附 | 重要刀剣 金着せ二重はばき 白鞘 兵庫県登録:昭和26年7月26日交付 【平成22年12月24日訂正登録】 |
銘文 | (一)肥前国佐賀住出羽守行広(初代) |
説明 | 初代出羽守行広は、初代忠吉の孫として元和三年に生まれ、通称を九郎兵衛といい、兄に河内大掾正広がいます。正保五年に出羽大掾を受領し、寛文三年出羽守 に転じています。慶安年間には長崎に出向いて阿蘭陀鉄鍛えの鍛法を習得し、以後「阿蘭陀鍛作之」の添銘をしたものが多く見られます。また銘に「一」あるい は「肥前一文字」と切った作例がありますが、これは後に石堂派の鍛冶から備前伝の鍛法を学んだ事によるものです。 この刀は、小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに、地沸微塵に厚くつく。刃文は焼幅高い華やかな丁子乱れに互の目交じり、足長くよく入り、僅かに飛焼交じり、匂深く小沸よくつき、地刃共に明るく冴えるなど、本工の高度な技量と特色を見事に示した作品です。 |
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