【刀】 天秀 文政三年二月吉日行年七十一才 水心子白熊入道正秀(刻印)
種別 | 刀 |
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国 | 武蔵 |
時代 | 江戸時代後期 |
法量 | 2尺5寸2分 |
附 | 上州館林秋元家伝来 皇室・将軍家・大名家刀剣目録所載 刀の値段史所載 特別貴重刀剣 金無垢二重はばき 白鞘 神奈川県登録:昭和26年3月31日交付 |
銘文 | 天秀 文政三年二月吉日行年七十一才 水心子白熊入道正秀(刻印) |
説明 | 水心子正秀は寛延三年羽前に生まれ、後に武州下原派の後裔である吉英に師事して鍛刀の技を極めました。初銘を「宅英」または「英国」と切り、安永三年に山 形秋元家の抱え工となり、名を正秀に改めました。文政元年には息子の貞秀に正秀の号を譲って天秀と改銘しています。晩年には刀剣復古論を唱えて「刀剣武用 論」「刀剣弁疑」等多くの著書を刊行するなど、新々刀期における一大教育者として幾多の門弟達を養成しており、大慶直胤、細川正義などの名工が門下に輩出 しています。 本作は初、二代正秀合作の一振りで、小板目肌が微塵に詰んだ精美な鍛えに地沸細かにつく。刃文は備前伝の互の目丁子刃、片落風となり、逆足長く入り、地刃共に明るく冴え、義胤の手による濃密な刀身彫刻と共に、優れた出来映えを示した名品です。 |
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