【長巻直し脇差】 無銘 法城寺
| 種別 | 長巻直し脇差 |
|---|---|
| 国 | 但馬 |
| 時代 | 南北朝時代 |
| 法量 | １尺６寸５分 |
| 附 |
重要刀剣（本証欠く）重要刀剣指定証明書 金着せ一重はばき 白鞘 鹿児島県登録：昭和３５年１０月８日交付 |
| 銘文 | 無銘 法城寺 |
| 説明 | 法城寺は但馬国の地名で、南北朝時代、この地に薙刀の名手国光が在住したことから、国光を法城寺と呼称していますが、国光の有銘作は僅少で、しかも短刀と平造りの脇差に限られています。法城寺の無銘極めは、薙刀直しの刀・脇差に華やかな丁子乱れを焼いて、一見すると備前一文字に見紛うほどですが、地刃の沸が一段と強く、刃中に金筋・砂流し等を頻りに交えた作風を示しています。 本作は、板目鍛えに地沸微塵に厚くつき、淡く乱れ映り立つ。刃文は華やかな丁子乱れに互の目交じり、足・葉入り、匂深く沸よくつき、金筋入り、砂流し頻りにかかるなど、刃中の働きと変化に富んでおり、但州法城寺派の特色と見所を存分に示した作品です。 |
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