【脇差】 尾崎長門守藤原助隆 享和二年二月日
種別 | 脇差 |
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国 | 摂津 |
時代 | 江戸時代後期 |
法量 | 1尺6寸5分5厘 |
附 |
藤代正真鑑定書 銀無垢一重はばき 白鞘 兵庫県登録:昭和26年8月28日交付 |
銘文 | 尾崎長門守藤原助隆 享和二年二月日 |
説明 | 尾崎助隆は大坂新々刀を代表する刀工で、作風は小板目肌がよく詰んだ鍛えに、助広風の濤瀾刃を得意とし、匂深く小沸よくつき、匂口が明るく冴えたものです。また、新々刀期の初期においては、全国的に助広写しの濤瀾刃が流行しましたが、これは当時の鑑定家であった鎌田魚妙が助広を新刀第一等の名工と賞賛したことから、多くの刀工達がその作風に倣ったものと思われ、水心子正秀一門などは、やがて備前伝・相州伝などの古刀名作の復古に努力するようになってゆくが、助隆だけは終始、一貫して助広写しに徹しています。 この脇差は、小板目肌よく詰んだ精美な鍛えに、地沸微塵に厚くつく。刃文は華やかな大互の目乱れに足・葉入り、僅かに飛焼交じり、匂深く小沸よくつき、匂口明るく冴えた作品です。 |
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