倉敷刀剣美術館

刀剣の郷 備中青江「倉敷」にある、国内屈指の日本刀常設展示数を誇る美術館

TEL:086-420-0066

岡山県倉敷市茶屋町173

営業時間 10:00~19:00

【薙刀直し脇差】 無銘 青江

青江 画像

青江 拵 画像

無銘 青江・鍛え肌

無銘 青江・はばき元

無銘 青江・小柄

無銘 青江・鍔

無銘 青江・差表

無銘 青江・拵表

無銘 青江・茎

無銘 青江・差裏

無銘 青江・拵裏

種別 薙刀直し脇差
備中
時代 南北朝時代
法量 1尺6寸
重要刀剣
金着せ二重はばき
黒呂色塗鞘脇差拵
白鞘
大阪府登録:昭和44年3月18日交付
銘文 無銘 青江
説明 備中国は古来より良質な鉄の産地として知られ、青江派の刀工は同国の子位や万寿の地で作刀し、同派の中で平安時代後期から鎌倉時代中期までのものを古青江、それ以降南北朝期にかけてのものを青江と汎称しています。
薙刀は、現存する作例で時代が遡ると思われるものは、ほぼ鎌倉時代中期頃であり、それ以降、各時代に薙刀を経眼しますが、これらの一部が後世、刀や脇差に仕立て直されています。青江派においても鎌倉時代後期以降に作品が見られ、在銘のものでは次吉・次直が知られています。
 本作は、潤いある小板目鍛えに杢交じり、地沸微塵に厚くつき、地景細かに入り、部分的に地班調の肌合いを交え、乱れ映り立ち、刃寄り太い筋状の映りが立って段映り風となる。刃文は中直刃基調に互の目ごころ交じり、足・逆足・葉入り、匂勝ちに小沸つき、匂口明るく冴えるなど、南北朝時代の青江派の特色を示しています。加えて肉置きが豊かである事も好ましく、地刃共に健全で出来の優れた優品です。

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