【薙刀直し脇差】 無銘 大和志津








| 種別 | 薙刀直し脇差 |
|---|---|
| 国 | 大和 |
| 時代 | 南北朝時代 |
| 法量 | 1尺5寸8分弱 |
| 附 |
重要刀剣 金着せ二重はばき 白鞘 東京都登録:平成17年4月19日交付 |
| 銘文 | 無銘 大和志津 |
| 説明 | 大和志津とは、志津三郎兼氏が濃州多芸郡志津に居住する以前、すなわち、包氏と銘していた大和在住時代の作を指すのが本来の意味ですが、彼が美濃に移住した後も大和に包氏を名乗ったものが存在しており、広義にはこれを含めて大和志津と呼称しています。その作風は、浅い湾れを主調に互の目を交え、ほつれ・砂流しかかり、よく沸づき、金筋が入るなど、大和気質に相州伝の影響が加味された出来口を示したものです。 本作は薙刀直しの脇差で、元来先の張らない古様な薙刀であったものと思われます。鍛えは板目に杢交じり、地沸厚くつき、地景入り、淡く沸映り立つ。刃文は浅い湾れを基調に互の目・小互の目・小湾れなど交じり、処々小互の目連れごころとなり、足入り、沸よくつき、打のけ・湯走りを交え、砂流しかかるなど、刃中の変化と働きに富んだ作品です。 |
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