【脇差】 薩州住正清
種別 | 脇差 |
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国 | 薩摩 |
時代 | 江戸時代中期 |
法量 | 1尺8寸9分弱 |
附 | 特別保存刀剣 金着せ一重はばき 白鞘 宮崎県登録:昭和41年2月15日交付 |
銘文 | 薩州住正清 |
説明 | 主水正正清は、藩命により薩摩藩工丸田惣左衛門正房に鍛刀の技を学び、初め清盈と銘していましたが、後に正清と改めました。享保六年正月、同国の一平安代 と共に八代将軍吉宗公に召されて江戸で鍛刀し、その技を認められ幕府から一葉葵紋を茎に切る事を許され、さらにその帰途朝廷より主水正に任ぜられました。 彼は安代と並んで薩摩新刀の双璧ですが、安代が穏やかな湾れ調の直刃を多く焼いているのに対して、正清は小湾れに互の目・尖り刃などを交えて、変化のある 志津風の乱れ刃を焼いています。 この脇差は、主水正を任官前享保四年頃の作品で、小板目肌細かく詰んだ精美な鍛えに、地沸微塵に厚くつく。刃文は湾れ調に小乱れ交じり、沸・匂深く、足よく入り、沸筋頻りにかかるなど、本工の最も得意とした志津風の作域を見事に示した作品です。 |
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