倉敷刀剣美術館

刀剣の郷 備中青江「倉敷」にある、国内屈指の日本刀常設展示数を誇る美術館

TEL:086-420-0066

岡山県倉敷市茶屋町173

営業時間 10:00~19:00

【脇差】 薩州住正清

主水正正清 画像

薩州住正清・物打ち

薩州住正清・鍛え肌

薩州住正清・刃

薩州住正清・沸

薩州住正清・差表

薩州住正清・銘

薩州住正清・差裏

薩州住正清・白鞘

種別 脇差
薩摩
時代 江戸時代中期
法量 1尺8寸9分弱
特別保存刀剣
金着せ一重はばき
白鞘
宮崎県登録:昭和41年2月15日交付
銘文 薩州住正清
説明 主水正正清は、藩命により薩摩藩工丸田惣左衛門正房に鍛刀の技を学び、初め清盈と銘していましたが、後に正清と改めました。享保六年正月、同国の一平安代 と共に八代将軍吉宗公に召されて江戸で鍛刀し、その技を認められ幕府から一葉葵紋を茎に切る事を許され、さらにその帰途朝廷より主水正に任ぜられました。 彼は安代と並んで薩摩新刀の双璧ですが、安代が穏やかな湾れ調の直刃を多く焼いているのに対して、正清は小湾れに互の目・尖り刃などを交えて、変化のある 志津風の乱れ刃を焼いています。
 この脇差は、主水正を任官前享保四年頃の作品で、小板目肌細かく詰んだ精美な鍛えに、地沸微塵に厚くつく。刃文は湾れ調に小乱れ交じり、沸・匂深く、足よく入り、沸筋頻りにかかるなど、本工の最も得意とした志津風の作域を見事に示した作品です。

オンラインショップ「刀の蔵」へ →

※上のボタンをクリックして、IDとパスワードの入力を求められる場合は、既に当館の所蔵していないお刀となります。展示一覧を随時更新し、なるべくそういったお刀が表示されないようにしておりますが、外部検索サイトなどの検索結果から当ページへ来られた方にはご迷惑をおかけいたします。ご了承くださいませ。