【刀】 波平安重 月吉日
種別 | 刀 |
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国 | 薩摩 |
時代 | 南北朝時代 |
法量 | 2尺4寸6分弱 |
附 |
保存刀剣保証 金着せ一重はばき 白鞘 東京都登録:平成4年10月20日交付 |
銘文 | 波平安重 月吉日 |
説明 | 平安時代後期に正国なる刀工が、大和より薩摩国谷山郡波平の地に来住して波平派の祖となったと伝えられ、その子を行安といい、以下その流れは幕末新々刀期にまで及んでいます。同派の中でも南北朝期を降らぬ刀工及びその作刀を総称して古波平といい、その作風は大和気質が強く窺えるものですが、地鉄がネットリとして柔らか味をおび、刃文は匂口がうるみごころで、はばき元を焼き落すなどの諸点に特色があります。安重は、銘鑑によれば南北朝期の貞和頃と室町初期の応永に同銘二代を挙げております。 この刀は、板目鍛えに流れ柾を交えて綾杉がかり、地沸よくつく。刃文は糸直刃に小足入り、総体にうるみごころとなるなど、波平派の特色をよく示した作品です。また、中鋒が延びごころとなった体配から、銘鑑にある「南北朝時代・貞和頃」の安重であろうと思われるものです。 |
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