【短刀】 備前国住長船祐定作 天文十二年二月吉日
種別 | 短刀 |
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国 | 備前 |
時代 | 室町時代後期 |
法量 | 6寸5分弱 |
附 | 保存刀剣 金着せ一重はばき 黒呂色塗鞘合口短刀拵 白鞘 北海道登録:昭和26年9月26日交付 |
銘文 | 備前国住長船祐定作 天文十二年二月吉日 |
説明 | 室町時代後期の備前長船刀工を総称して末備前と呼称していますが、この中で最も繁栄したのが祐定の一派であり、その中でも彦兵衛尉祐定・与三左衛門尉祐定・彦左衛門尉祐定・源兵衛尉祐定などの俗名を冠する刀工達が知られており、幾多の名作を残しています。 この短刀は、俗名を冠していませんが、銘の書体から彦左衛門尉祐定の作と鑑せられるものです。鍛えは板目に杢交じり、地沸細かにつき、刃文は互の目に腰 開きごころの互の目など交じり、小足入り、細かな砂流しかかり、帽子の返りは乱れて、区まで長く焼き下げるなど、末備前の一作風と本工の高度な技量を存分 に示した作品です。 |
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