【脇差】 無銘 盛景(大宮)
種別 | 脇差 |
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国 | 備前 |
時代 | 南北朝時代 |
法量 | 1尺6寸5分強 |
附 | 重要刀剣 金着せ二重はばき 白鞘 兵庫県登録:昭和47年8月17日交付 |
銘文 | 無銘 盛景(大宮) |
説明 | 備前大宮派は、同派の遠祖国盛が山城国猪熊大宮より備前に移住したことに始まると伝えられ、「備州長船盛景」などと長銘に切る盛景がその代表工とされてきましたが、近年、その作風や逆鏨に切る銘字の共通性より、同工は近景・義景の系譜に連なる長船傍系の刀工で、むしろ「盛景」「盛継」などと太鏨大振りに銘を切る刀工達が国盛の流れを汲む真の意味での大宮鍛冶ではないか、とする新説が生まれています。盛景の作域は広く、湾れを主調とするもの、丁子や互の目の交じる変化のある華やかな乱れ刃、角互の目主調のもの、直刃など多彩です。 この脇差は、小板目鍛えに地沸細かにつき、淡く映り立つ。刃文は腰開きの互の目に丁子交じり、足・葉よく入り、総体に小沸よくつき、砂流し・金筋かかるなど、本工の一作風をよく示した作品です。 |
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