【短刀】 備中国住次吉 観応二年□□
種別 | 短刀 |
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国 | 備中 |
時代 | 南北朝時代 |
法量 | 9寸7分強 |
附 | 重要刀剣 金着せ二重はばき 白鞘 兵庫県登録:平成4年5月13日交付 |
銘文 | 備中国住次吉 観応二年□□ |
説明 | 備中青江派は平安時代後期から南北朝時代にかけて繁栄しましたが、平安時代後期から鎌倉時代中期までのものを古青江と称し、それ以後南北朝時代にかけての 作を青江と汎称しています。作風は直刃に小乱れ・逆足を交えるものと、逆乱れの二様があり、古青江のものは沸出来、南北朝時代に至ると匂出来となり、華や かな逆丁子乱れが出現しています。次吉は次直・守次らと共に南北朝期の青江派を代表する刀工で、作風には華やかな逆丁子乱れを焼いたものと匂口の締まった 直刃出来の二様があり、いずれの刃文も匂口が明るく冴えるところに特色があります。 この短刀は小板目鍛えに杢交じり、地沸細かにつき、地景入り、乱れ映り立つ。刃文は直刃調に浅く湾れ、区上やや焼幅広く、その上は次第に焼幅狭くなり、総じて匂口締まりごころに小沸つくなど、本工の典型的作風を示した優品です。 |
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