【脇差】 和泉守国貞(井上真改)
種別 | 脇差 |
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国 | 摂津 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 1尺7寸5分強 |
附 | 特別保存刀剣 銀着せ一重はばき 白鞘 福岡県登録:昭和29年11月18日交付 |
銘文 | 和泉守国貞(井上真改) |
説明 | 井上真改は初代和泉守国貞の次男として寛永七年に生まれ、承応元年に和泉守を受領、万治四年には朝廷より十六葉の菊紋を茎に切ることを許されました。初め「和泉守国貞」寛文元年より「井上和泉守国貞」と銘し、寛文十二年八月以降「井上真改」と改めました。彼は世に大坂正宗と称されるほどの名工で、精良な地鉄、沸匂深く明るく冴えた刃文は新刀屈指の名人と称えられています。 この脇差は、二代国貞、後の井上真改の初期作で、小板目肌よく詰んだ鍛えに地沸微塵に厚くつき、地景細かによく入る。刃文は湾れ調の互の目乱れに丁子風の刃など交じり、足・葉よく入り、匂深く小沸つき、地刃共に明るく冴えるなど、初代の作に比して匂が深く、より一段と沸づき、匂口が一際明るく冴える点に二代国貞の特色が窺えるものです。 |
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