【刀】 無銘 青江
種別 | 刀 |
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国 | 備中 |
時代 | 鎌倉時代後期~南北朝時代初期 |
法量 | 2尺2寸9分 |
附 | 重要刀剣 加賀前田家伝来 金着せ二重はばき 白鞘 熊本県登録:昭和31年3月17日交付 |
銘文 | 無銘 青江 |
説明 | 十一世紀初頭の往来物「新猿樂記」は諸国の名産物を列記する中に「備中ノ刀」を挙げています。これより約二世紀の後、その高い評価を受け継ぐ備中青江派の刀工達が現れて高梁川下流域を中心に繁栄し、安次・貞次・恒次・吉次・守次等多くの名工を輩出している。彼らのうち鎌倉時代中期までのものを古青江、それ以降南北朝時代にかけてのものを青江と汎称し大別しています。 この刀は小板目鍛えに杢交じり、縮緬状の肌合いを呈し、地沸微塵に厚くつき、地景細かに入り、地班状の肌を交え、乱れ映り立つ。刃文は直刃基調に処々浅く湾れをおび、互の目・小互の目・角がかる刃など交じり、足・葉入り、匂勝ちに小沸つき、金筋・砂流し細かにかかるなど、この時代の青江派の特色をよく示した優品です。 |
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