【刀】 於南紀重国造之(初代)
種別 | 刀 |
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国 | 紀伊 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 2尺2寸7分 |
附 | 黒呂色塗鞘打刀拵 |
銘文 | 於南紀重国造之(初代) |
説明 | 初代南紀重国は名を文珠九郎三郎といい、大和手掻包永の後裔にあたる包貞の子で、包国の弟と伝えられており、徳川家康が駿府に在住中に大和国より召されて一族と共に駐槌していたのであるが、元和五年駿河・遠江の領主である徳川頼宣が紀州和歌山の城主となって、駿府より転封する際に従行して和歌山に転住したのである。 これを証する一例として「和州手掻住」あるいは、「於駿州」などと銘した作品もあり、幾多の名作を残している新刀屈指の名工である。 本作は小板目鍛えに柾肌交じり、よく練れて地沸細かにつき、刃文は中直刃調に小互の目・小乱れ交えて足入り、匂深く、小沸よくつき処々ほつれて砂流しかかり、地刃共に明るく冴えた優品である。 |
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