【刀】 肥後同田貫小山延寿太郎藤原宗廣 文久三年十月日
種別 | 刀 |
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国 | 肥後 |
時代 | 江戸時代後期 |
法量 | 2尺3寸1分 |
銘文 | 肥後同田貫小山延寿太郎藤原宗廣 文久三年十月日 |
説明 | 同田貫宗廣は名を小山太郎、肥後国延寿鍛冶の末流で、同田貫上野介十代の嫡孫と称しており、肥後細川藩の重臣、沼田有宗に従って江戸に出て、水心子正秀の門に学び、江戸に於いても鍛刀している。作風は小板目肌よく詰んだ鍛えに、小沸出来の直刃に足の入ったものや、備前伝の匂出来の華やかな互の目丁子刃を焼いたものなどがあり、天保の初年頃から明治の初年にかけての作品を残している。同族で門人の宗弘は名を寿平といい、肥前島原に住した藩工である。 本作は身幅広く重ねの厚い堂々たる体配に、鍛えは小板目肌微塵によく詰み、細かな地沸つき、刃文は小沸出来の中直刃に足・葉入り、本工の典型的作風を示した一振りである。 |
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