【刀】 水心子正日出(花押)
種別 | 刀 |
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国 | 武蔵 |
時代 | 江戸時代後期 |
法量 | 2尺2寸9分 |
銘文 | 水心子正日出(花押) 出羽秋田士佐々木綱知依好作之 文化二年二月日 |
説明 | 水心子正秀は寛延三年羽前に生まれ、後に武州下原派の後裔である吉英に師事して鍛刀の技を修めた。初銘を「宅英」または「英国」と切り、安永三年山形秋元藩の抱え工となり、名を川部儀八郎正秀に改めた。彼は水心子と号しているが、水心子を「水神子」また正秀を「正日出」あるいは「正日天」と切ったものがある。文政元年には息子の貞秀に正秀の号を譲り、天秀と改銘し、晩年には刀剣復古論を唱えて「刀剣武用論」「刀剣弁疑」等多くの著書を刊行するなど新々刀期における一大教育者として幾多の門弟を養成しており、大慶直胤、細川正義などの名工が門下に輩出している。 本作は小板目肌よく詰んだ鍛えに地沸細かにつき、刃文は直刃調に浅く湾れ、足入り、細かな砂流し交え、匂深く小沸よくつき、井上真改を彷彿させる見事な出来栄えを示した一振りである。 【新々刀最上作】 |
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