日本刀常設展示美術館  倉敷刀剣美術館 

CAPTION         

種別
武蔵
時代 江戸時代後期〜明治時代初期
法量 二尺一寸八分
銘文 表 石堂運寿是一精鍛之
  
裏 明治二年二月日


説明 運寿是一は長運斎綱俊の甥で名を政太郎といい、文政三年江戸に生まれ、のちに六代目是一の養子となり、天保十二年頃に石堂是一の七代目を継いだ。作品は天保十四年頃より明治初年までのものが残されており、初期作は綱俊に似た備前伝の匂口の締まった丁子乱れが多いが、晩年は沸のついた丁子刃に互の目交じり、浅い湾れなどを焼き、刃中に一段と変化を見せている。彼は角元興・勝村徳勝など多くの門人を育成しており、新々刀期を代表する名工として名高い。

 本作は身幅広く切先の延びた豪壮な体配に、地鉄は小板目肌微塵に詰んだ鍛えに細かな地沸つき、刃文は小互の目乱れに小丁子交じり、足よく入り、本工の高度な技量を存分に示した作品である。



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