日本刀常設展示美術館 倉敷刀剣美術館

| 種別 | 太刀 |
| 国 | 備中 |
| 時代 | 鎌倉時代中期 |
| 法量 | 二尺二寸四分 |
| 附 | |
| 銘文 | 助次 [古青江] |
| 説明 | 備中国は古くから良質な鉄の産地として知られ、近来多くの製鉄遺跡が発見されている。青江鍛冶はこの恵まれた鉄資源に育まれ、平安後期より南北朝時代にかけて、隣国の長船鍛冶とほぼ時を同じくして共に繁栄を続けた一派である。 古青江とは、安次・守次などの保安・仁平(1151)の平安時代から鎌倉中期の建長頃(1250)に至るまでの備中青江鍛冶の総称であり、特に後鳥羽上皇の番鍛冶を勤めた貞次・恒次・次家・則実などをはじめとして数多くの名工が輩出している。古青江の作風は一見古備前に似るが、いわゆる縮緬肌となるものが多く、刃文は直刃調で沸づき、古備前に比べると総体的に渋い味わいがある。 本作は、板目に杢を交えた鍛えに地班現れ、地沸よくつき淡く映りが立ち、直刃仕立てに小沸つき、地刃ともに古青江派の特色を良く示した作品で、極めて健全で加えて生ぶ茎(うぶなかご)であることも貴重で、銘字の鮮明なることも特筆すべき処である。 Copyright (C) 2002, Kurashiki Japanese Art Swords Museum All rights reserved. |