日本刀常設展示美術館  倉敷刀剣美術館 
太刀 無銘 綾小路定利

CAPTION        

種別 太刀
山城
時代 鎌倉時代中期
法量 二尺三寸八分
御蔵札番号[百弐拾六番]  伊豫久松家伝来
銘文 無銘 綾小路定利
      
説明 綾小路派は、鎌倉時代中期から後期にかけて、山城国四条綾小路の地に住し鍛刀した一派である。同派の中では定利が最も著名であり、定利以外では只一振り定吉と銘のある太刀が現存するだけである。
 その作風は地鉄がよく詰んだものと、やや肌立つものがあるが、いずれも細かな地沸が付いており、刃文は小乱れに小丁子、小互の目を交えたものが多いが、まれに華やかな丁子乱れの交じるものがある。何れにしても小沸出来で匂が深く、金筋、砂流しかかり、三条派或いは五条派の影響が強く認められるものである。

 本作は、小板目肌よく詰んだ精良な鍛えに地沸つき、刃文小丁子に小乱れ交じり、小足、葉入り、匂深く小沸つき、細かに砂流し交え、この期の山城・綾小路派の典型的作風を示した優品である。


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