日本刀常設展示美術館 倉敷刀剣美術館



| 種別 | 太刀 |
| 国 | 備前 |
| 時代 | 南北朝時代 |
| 法量 | 二尺六寸三分 |
| 附 | 加賀前田家伝来・古極備前長義 代金子百五十枚 本阿弥長識御鞘書 |
| 銘文 | 無銘 備前長守【長義子】 |
| 説明 | 長守は長義の子と伝えるが、有銘確実なものは極めて稀であり、現存する年紀作は正平八(文和二)年より同二十二(貞治六)年に及び、長義の上限の年紀である正平十五(延文五)年を遡る。長守には正平八年紀の薙刀直しの刀が現存することから、長義とほぼ同時代に活躍した刀工であることが知られ、年紀も長義同様に南朝年号を用いているものが多い。作風は長義に類似するが、変化のある互の目乱れや、浅い湾れ、また直刃もあり、比較的作域の広い刀工といえる。 本作は、長寸で身幅広く鋒の延びた豪壮な姿に、鍛えは小板目に杢交じり、地沸微塵によくつき、地景細かに入り、淡く乱れ映り立つ。刃文は小乱れ、互の目、丁子交じり、足・葉頻りに入り、沸づき砂流しかかり、帽子は乱れ込み、突き上げて尖って返るなど、長義一派の特色を見事に示した名品である。 ![]() Copyright (C) 2002, Kurashiki Japanese Art Swords Museum All rights reserved. |