日本刀常設展示美術館  倉敷刀剣美術館 

CAPTION         

種別
武蔵
時代 江戸時代初期
法量 二尺四寸四分
銘文 表 近江守法城寺橘正弘

裏 (金象嵌銘)寛文六年丙午七月廿六日
  雁金脇毛切落 山野勘十郎久英(花押)

説明 江戸法城寺派は但馬国の法城寺国光を始祖として、江戸に於いて一門が大いに繁栄している。この派は江戸石堂派とも姻戚関係を結ぶなどして、権勢を拡大し、貞国・国正・正照・正則・正次など数十名に上る刀工を擁して一大派閥を形成している。その中で最も技術が優れているのが初代近江守橘正弘で、名を滝川三郎太夫といい、一時は徳川光圀に招かれて水戸の地に於いても鍛刀し、長曽祢虎徹に紛れるような作風を示したものもある。

この刀は小板目肌よく詰んだ鍛えに地沸つき、刃文は中直刃に互の目交じり、足よく入り、総体に匂深く小沸よくつき、地刃ともに明るく冴え、傑出した出来栄えを示した優品である。  法量   銘 種別    



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