【脇差】 大和守安定 (金象嵌)万治三年八月五日 貮ツ胴切落 山野加右衛門尉永久(花押)
種別 | 脇差 |
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国 | 武蔵 |
時代 | 江戸時代初期 |
法量 | 1尺8寸4分弱 |
附 | 重要刀剣 金着せ一重はばき 白鞘 兵庫県登録:平成2年8月16日交付 |
銘文 | 大和守安定 (金象嵌)万治三年八月五日 貮ツ胴切落 山野加右衛門尉永久(花押) |
説明 | 大和守安定は本国越前とされてきましたが、最近の研究で紀州石堂派の出身であることが明らかになっています。安定の作風は、湾れを基調として互の目を交え、沸づき砂流しかかるもので、江戸新刀中において長曽祢虎徹に近似した作柄を示していますが、虎徹に比して湾れが目立つところに本工の特色を示しています。 本作は板目鍛えに杢交じり、地沸微塵に厚くつき、地景細かによく入る。刃文は小湾れに頭の丸い互の目・角ばる刃・互の目・小互の目など交じり、処々湾れが角がかり、小足入り、匂深く、沸よくつき、細かに砂流し・金筋入るなど、本工の特色と見所を存分に示した優品です。 |
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