倉敷刀剣美術館

刀剣の郷 備中青江「倉敷」にある、国内屈指の日本刀常設展示数を誇る美術館

TEL:086-420-0066

岡山県倉敷市茶屋町173

営業時間 10:00~19:00

【脇差】 薩陽士大和守元平造 寛政十一未秋 尾張国住人沼波仲達望

大和守元平 画像

薩陽士大和守元平造 寛政十一未秋 尾張国住人沼波仲達望・物打ち

薩陽士大和守元平造 寛政十一未秋 尾張国住人沼波仲達望・刃

薩陽士大和守元平造 寛政十一未秋 尾張国住人沼波仲達望・鍛え肌

薩陽士大和守元平造 寛政十一未秋 尾張国住人沼波仲達望・鍛え肌2

薩陽士大和守元平造 寛政十一未秋 尾張国住人沼波仲達望・差表

薩陽士大和守元平造 寛政十一未秋 尾張国住人沼波仲達望・表銘

薩陽士大和守元平造 寛政十一未秋 尾張国住人沼波仲達望・差裏

薩陽士大和守元平造 寛政十一未秋 尾張国住人沼波仲達望・裏銘

種別 脇差
薩摩
時代 江戸時代後期
法量 1尺7寸
特別保存刀剣
図録薩摩の刀と鐔所載
金着せ二重はばき
白鞘
静岡県登録:昭和27年10月20日交付
銘文 薩陽士大和守元平造 寛政十一末秋
尾張国住人沼波仲達望
説明 元平は奥元直の長男として延享元年に生まれ、安永六年家督を相続、天明元年に薩摩藩工となり、寛政元年十二月に大和守を受領しています。作刀は明和年間より見られ、初め「薩陽士元平」「薩藩臣奥元平」等と銘していましたが、大和守受領後は「薩陽士大和守元平造」「奥大和守平朝臣元平」と銘するものが多い。作風は互の目乱れに小湾れ・尖り刃などを交えて、匂深く、荒沸がつき、金筋・砂流しかかるなど、相州伝の作柄を得意としています。
 この脇差は、尾張徳川家の御殿医(眼科医)沼波仲達の注文によるもので、小板目肌よく詰んだ鍛えに地沸微塵に厚くつく。刃文は互の目乱れに小互の目・尖りごころの刃など交じり、足太く頻りに入り、匂深く沸厚くつき、砂流しかかるなど、元平の一作風を示しています。また、茎に切られた沼波仲達の注文銘と併せ、資料的にも貴重な一振りです。

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