【大小】 濃州関住兼元
種別 | 大小 |
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国 | 美濃 |
時代 | 室町時代後期 |
法量 | 2尺2寸9分 |
附 |
大小共 保存刀剣 大小共 金着せ二重はばき 黒呂色塗鞘大小殿中拵 大小共 皮製鞘袋・皮製柄袋 欅製時代刀箱 大小共 白鞘 大小共 徳島県登録:平成16年7月21日交付 |
銘文 | 兼元 |
説明 | 和泉守兼定と並んで室町時代後期の美濃鍛冶を代表する刀工が兼元です。兼元の名は同銘数代続いて新刀期にまで及んでいますが、その中で最上大業物としても名高く、最も技術的に優れているのが二代兼元であり、世上この兼元を孫六兼元と呼称しています。作風は各代とも三本杉と称する尖り互の目の連れた刃文を得意として焼いていますが、代が降ると尖り刃の形が鋭角的で規則正しくなるのに対し、二代は互の目の頭が処々丸みをおびて変化を見せているのが特色です。 本作は、小板目肌よく詰んだ鍛えに細かな地沸つく。刃文は本工の最も得意とした尖り互の目に丸みを帯びた互の目交じり、総じて三本杉風となり、細かな砂流しかかり、匂口締まりごころに小沸つき、匂口明るく冴えるなど、本工の特色と見所を存分に示した優品です。 |
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