【刀】 造大慶直胤(花押) 天保十二年十一月吉祥日
種別 | 刀 |
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国 | 武蔵 |
時代 | 江戸時代後期 |
法量 | 2尺4寸9分 |
附 |
特別保存刀剣 金着せ二重はばき 白鞘 愛知県登録:昭和26年5月7日交付 |
銘文 | 造大慶直胤(花押) 天保十二年十一月吉祥日 |
説明 | 大慶直胤は安永七年に出羽国山形に生まれ、寛政十年頃江戸に出て同郷の先輩である水心子正秀の門人となりました。さらに正秀の世話で館林藩主秋元家に正秀と共に仕え、文政四年に筑前大掾、嘉永元年には美濃介を受領した新々刀期屈指の名工として知られています。彼は各地を巡って鍛刀しており、作刀に鍛刀地の地名を刻印したものが多く、判明しているものだけで十六ヶ所を数えています。 この刀は、小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに地沸つく。刃文は丁子を主調に互の目・片落風の互の目など交じり、足長く頻りに入り、処々逆足となり、小沸つき、細かな砂流しかかり、匂口明るく冴える。また、義胤の手による刀身彫刻と共に、見事な出来映えを示した同作中傑出の一振りです。 |
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