【刀】 水心子正秀(花押) 文化十二年峩在乙亥二月吉日造 百錬精鍛浄掃妖気(刻印)
種別 | 刀 |
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国 | 武蔵 |
時代 | 江戸時代後期 |
法量 | 2尺3寸5分弱 |
附 |
重要刀剣 金着せ二重はばき 白鞘 熊本県登録:昭和40年11月17日交付 |
銘文 | 水心子正秀(花押) 文化十二年峩在乙亥二月吉日造 百錬精鍛浄掃妖気(刻印) |
説明 | 水心子正秀は寛延三年羽前に生まれ、後に武州下原派の後裔である吉英に師事して鍛刀の技を修めました。初銘を「宅英」または「英国」と切り、安永三年に山形秋元家の抱え工となり、名を正秀に改めました。文政元年には息子の貞秀に正秀の号を譲って天秀と改銘し、晩年には刀剣復古論を唱えて「刀剣武用論」「刀剣弁疑」等多くの著書を刊行するなど、新々刀期における一大教育者として幾多の門弟達を養成しており、大慶直胤、細川正義などの名工が門下に輩出しています。 この刀は、井上真改の作風に倣ったものと思われ、小板目肌が細かく詰んだ精美な鍛えに地沸微塵に厚くつき、刃文は中直刃、匂深く沸よくつき、地刃共に明るく冴え、まさに井上真改を彷彿させる出来映えを示した名品です。 |
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