倉敷刀剣美術館

刀剣の郷 備中青江「倉敷」にある、国内屈指の日本刀常設展示数を誇る美術館

TEL:086-420-0066

岡山県倉敷市茶屋町173

営業時間 10:00~19:00

【脇差】 平安城藤原弘幸

弘幸1

弘幸2

種別 脇差
山城
時代 江戸時代初期[安土桃山時代]
法量 1尺3寸
銘文 平安城藤原弘幸
説明 平安城弘幸は、堀川国広の門人で清水の姓を名乗り、初め弘幸と銘し慶長末年に丹後守を受領後、広幸と改めた。作品は刀よりも比較的脇差・短刀が多く、また同工の作で年紀の有るものは非常に少なく現存では「慶長十三年」の弘幸銘に限られており、同年八月日の脇差と短刀が各一口、更に同九年の短刀一口が確認されている。
そして鑢目は堀川一門が大筋違であるのに対し、本工のみが切り鑢か浅い勝手下がりとなり一門中にあっては異色である。
この作品は菖蒲造りの脇差で、地鉄小板目鍛え地沸つき、刃文は直刃調に浅く湾れて、喰い違い刃、砂流し交じるなど刃中よく働き、堀川一門の特徴が良く顕れた作品で姿の良さと雅味を併せ持つ作品である。

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